先日Twitterでこんなツイを見かけました。
二十歳の時、知り合いにフレアスカートとヒールの似合う70代の淑女がいて「素敵ですね」といったら「ヒールのある靴もスカートも着れないと思った瞬間から着れなくなる。もしあなたが幾つになってもヒールの靴やスカートを着たかったら、他人にどういわれても選択肢はあなたが持ってなさい」といわれた
— _an (@a503112n) June 25, 2020
これ、一見うんちくある言葉に聞こえて若い子には刺さったようなんですが、50代の私には何かしっくりこないんです…。
70代のヒール
ヒールが似合う70代って、きっとどの世代でも素敵に映りますよね。
でも70代でヒールを履くことが、どれほど偉大なことかを理解できるのって、50代に入ってからだと思うんです。
なぜなら、心ではヒールを欲してても、身体が拒否し始める年頃だから。泣
そう、履く履かないではなく、履けなくなるんです。
歳を取れば取るほど、ヒールを履くには強靭な足腰を必要とすると云うことを痛感します。
ヒールが高くなればなるほどバランスを取らねばならず、腹筋背筋を要します。
腹筋背筋を鍛えてないのにヒールを履くと、ヒザが曲がってしまい、美しい立ち姿勢は保てません。
こけるリスクも増。
しかも、爪先にかかる負担をものともしない、健康な皮膚も必要だし
なんなら、靴ずれが出来てしまうとグジグジ治らないので、治癒力まで必要になるという。泣
70代でもヒールを履ける人
70代でもフレアスカートとヒールを履けるって、自分に大勝利した方だと思います。
- スタイルを崩さないため、努力を惜しまなかった方。
- 健康でしなやかな肌を保つため、食事に気を配ってこられた方。
- 治癒力免疫力を上げるため、規則正しい生活を送ってこられた方。
50代辺りからどんどんヒール脱落者が増える中、
数多の誘惑にも負けず、強い精神力で日々鍛錬してきた。
ヒールとは、そんな選ばれし者だけが履くことが出来る象徴なのです。
もしあなたが幾つになってもヒールの靴やスカートを着たかったら、他人にどういわれても選択肢はあなたが持ってなさい
歳を重ねると、他人にどうこう言われて決めるものじゃなく
単純に、自分がヒールを履ける身体づくりをしたか否か、これだけだと感じます。
なので70代でもヒールが履ける、そんな猛者には是非自慢してもらいたいです。
「選択肢はあなたが持っていなさい」なんて、尤もらしい言葉で濁すのではなく、いかにヒールが似合う女になるため努力を重ねてきたのかを。