座ってのんびり庭園が眺められる:
観光客がそれほどおらずボーッとお庭を楽しめること間違いなし!
大徳寺の中で『最古』の塔頭であり
日本で『最小』の枯山水庭園と言われている東滴壺もあります。
龍源院は、そんな『最古』と『最小』を有する寺院なんです。
拝観料:350円
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大徳寺塔頭・龍源院(りょうげんいん)の概要
龍源院は今からおよそ500年前、室町時代に創建され、大徳寺山内で最古の寺院とされています。
東渓宗牧禅師を開祖とし、能登の領主であった畠山義元、九州の都総督であった大友義長らが創建。
明治初期、神仏分離によって住吉神社(大阪)内にあった慈恩寺と、高山城主金森長近が大徳寺に創建した金竜院とを合併し、現在に至る。
大徳寺塔頭・龍源院の庭園
受付を過ぎてすぐにある書院
こちらには秀吉と家康が対局したとされる四方蒔絵の碁盤が展示してありました。
庫裡から万丈へ進むと、広い空間の先に枯山水庭園『一枝坦』が見えてきます。
薄暗い場所から覗く庭園のコントラストが美しいんです!
万丈前庭・一枝坦(いっしだん)
丸い形の苔山が亀島、右隅の石組が鶴島、そして背が高い石組が蓬莱山を表しているんだそう。
蓬莱山とは不老長寿の薬をもつ仙人が住む島のことで
直線に引かれた砂紋が、より穏やかな世界観を引き立てていました。
苔庭・竜吟庭(りょうぎんてい)
室町時代を代表する絵師、相阿弥の作と伝えられている竜吟庭。
北側にあり、一面を苔に覆われた静かな庭園です。
日本最小の坪庭・東滴壺(とうてきこ)
円の中に配置された平たい石は、一滴のしずくを表しています。
一滴のしずくが川になりやがて大海となる
そのことから、日頃の小さな行いの積み重ねが大きなことに繋がるという禅の教えから来ているんだそう。
ちょうど庇と庇の間にこの石があり、雨が降ると庇のすき間から雨が落ちてこの石に当たるような設計になっているんですって。
雨に濡れると、きれいな青い石に変わるそうですよ!
庭園散策には面倒な雨ですが、雨の日に見てみたい寺院になりました。
大徳寺塔頭・龍源院の詳細情報
拝観時間 | 9:00~16:20 |
拝観料 | 一般:350円 |
拝観休止日 | 4/19、不定休 |
お問い合わせ | 075-491-7635 |
住所 | 京都府京都市北区紫野大徳寺町82−1 |