去年春の自粛期間中「誰にも会わないし~」と全く染めてなかったんです。
そしたら出るわ出るわ。
2ヶ月ほど放置した私の生え際や分け目は、こんなに白髪が増えてたんだと感心するほどになっていました。
そして恐ろしく老ける!笑
娘に「(実家の)おばあちゃんとソックリやなあ」としみじみ言わしめたほどです。
白髪を染める染めないの選択
白髪交じりの頭も、「グレイヘア」というカッコよい名前が付いてから、ずいぶん市民権を得たように思います。
白髪でもオシャレに見えるヘアスタイルや、白髪に似合うファッションなどの特集を組んでる雑誌もちらほら見かけるようになりました。
いつかは白髪との闘いに疲れ果てるときもくるでしょう。
長年白髪を染めるうち、肌トラブルが起こることもあるでしょう。
そこで選択肢が増えることはありがたい限りです。
ただ以前グレイヘア女性の特集を読んだとき、何ともいえない息苦しさを感じたんです。
白髪染めを手放したことで様々なことから解放された!という陰に
未だ世間の偏見にさらされている窮屈さが、透けて見えたのかも知れません。
美魔女という言葉がもてはやされたように、若さを礼賛する背景が少なからずあるのも事実。
今はまだ、自然のままでいることにも勇気が必要なんですよね。
近藤サトさんがおっしゃってたけど、防災グッズの中に白髪染めを入れてしまうほどそれに囚われていたのなら、どんどん手放せばいいと思います。
どうしても気になる人は染めればいいし、面倒だと感じたらやめればいい。
単純に考えたらいいじゃないと思うのだけれど、結局のところ白髪に振り回されている私。

白髪染めをする理由。私の場合
春の自粛生活後に出かける予定が出来たので、伸びに伸びた白髪を染めたんですが、そのときすごく気分が上がったんです。
なんか忘れかけてたものを取り戻したような。笑
そこで振り返ると、白髪を染めない→化粧も怠る→服も適当になるという悪循環に突入して、気持ちまで老け込んでしまっていました。逆もまた然り。
そうすると出掛けるのがどんどん億劫になるので、己を律するためにも白髪染めをした方がよさそうだと感じました。
コロナ禍のなか、自分にとってなにが必要でなにが不必要か考えることが増えた、という話をよく目にします。
それに当てはめると白髪染めは、私にとってまだ必要なようです。
自分の内面が白髪に追いつくまでは。

大好きな島田順子さん。素敵だわあ。
こんなグレイヘアに憧れます。