友人から「城南離宮の庭園が見応えあったよ!」と聞いてたので行ってきました!
その言葉通り、広大な敷地の中には
- 春の山(夏草の小径)
- 平安の庭
- 室町の庭
- 桃山の庭
- 城南離宮の庭
といった趣きが違う5つの庭があり見応え十分!
令和元年から、7月22日~8月31日の夏季期間は、『室町の庭』『桃山の庭』『城南離宮の庭』が非公開になりますのでご注意ください。
守護を治める城南宮
城南宮は方除(ほうよけ)で有名な神社です。
平安時代後期より方位の災いが無いよう、熊野詣に出掛ける際には離宮に1週間ほど滞在し、身を清め、旅の無事を祈って出掛けたそうです。
私たちも先ずは本殿へお参りし、家族の無事をお祈りしてきました。
城南宮の花の庭
いよいよ庭園へ向かいます。
ところが!庭園への入口がめちゃめちゃ分かりにくかった~
お守りなどが置かれている授与所、の端っこに拝観券の購入場所は有りました。
拝観料600円、お抹茶を頂くのでしたら+300円。
脇の狭い通路からお庭へ向かいます。
小径を歩くとその脇には、源氏物語に描かれた花や木々が堪能できるようになっていました。
その数80数種。
花や草木の足元には、その植物の名前や説明・源氏物語に登場する部分が書かれた札があるんです。
なんて嬉しい心遣い!
花に詳しくない方でも十分に楽しめると思います。
私たちが伺ったのは、お花も少なく紅葉にも早い時期だったんですが、金木犀のいい香りが漂ってました。
でも探しても金木犀の木がどこにも無いんです。
よく見ると木々の後ろにひっそりと植栽されていているではありませんか。
香りだけを楽しませるなんて粋な演出だな~と感動してしまいました。
春の山
その名の通り、枝垂れ梅、ツツジや椿といった『春の草木』が次々に咲き乱れるそう。
平安の庭
平安貴族の邸宅に作られた庭を写した平安の庭。
苔が広がる庭。
こちらでは年に2回、色とりどりの平安装束を身に付け、宮中で催された歌会を再現する『曲水の宴』が行われるんだそうです。
2019年の曲水の宴は、4/29(月・祝)と11/3(日)
14:00~およそ50分間行われます。
室町の庭
茶道・生花・能楽などの日本文化が大成された室町時代の様式で作られた、池泉回遊式の庭園。
池には丸々と肥えた見事な錦鯉がおりました。
こちら室町の庭にはお茶室(楽水軒)があります。
お茶席から切り取った庭園の景色も見応えがありますので、拝観券と一緒にお抹茶券の購入がおすすめです!
桃山の庭
武将たちが天下統一を目指した桃山時代
その豪壮な気風が感じられる枯山水の庭園です。
城南離宮の庭
院政の拠点となり、賑わいと華やぎに包まれた平安時代後期の離宮の景観を再現した枯山水の庭園。
白い石が離宮の池、石組が殿舎を表しているそうです。
鳥羽伏見の戦い跡
城南宮から歩いて7分程の場所に、鳥羽伏見戦跡の石碑があります。
薩摩・長州を中心とする新政府軍と、旧幕府軍が初めて武力衝突した鳥羽伏見の戦い。
今は石碑がポツンと立っているだけですが、ここから大きく時代が動いたのかと思うと感慨深いものがありました。
お時間がある方は是非立ち寄ってみて下さい。
場所は、城南宮で頂けるパンフレットに『周辺史跡案内図』も載ってますのでご安心を!
城南宮の詳細情報
高速(名神・第二京阪)を下りてすぐですし、周りの道路は碁盤の目になってますので、運転に自信がない私でも楽々と車で行くことが出来ました。
無料駐車場あり。
拝観期間 | (A期間)1/1~7/21、9/1~12/31 (B期間)7/22~8/31(夏季期間) ※B期間は南側の『室町の庭』『桃山の庭』『城南離宮の庭』が非公開になります。 |
拝観料 | A期間:600円/B期間:200円 |
拝観時間 | 9:00~16:30 |
お問い合わせ | 075-623-0846 |
アクセス | 名神高速『京都南I.C.』を降りて南へ100m 第二京阪道『城南宮南出口』からは西へ500m 地下鉄・近鉄『竹田』6番出口徒歩約15分 京都駅八条口よりR’EXバス直通15分 |
住所 | 京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 |