以前通ってた癒しのカフェへ行こう!という話になったので、建仁寺へも立ち寄ってきました。
様々な見どころがあり、短時間でも十分堪能できますので、観光客の方にも大人気!
私たちが伺ったのは平日でしたが、絶え間なく人が訪れていました。
建仁寺の概要
京都最古の禅寺で、建立されたのは何と今から800年前!鎌倉時代なんだそうです。
禅を学ぶため2度も宋に渡った、栄西(ようさい)禅師が開山。
栄西禅師は禅を伝えただけでなく、中国から茶種を持ち帰り日本で栽培することを推奨し、お茶を普及させた人物としても有名です。
拝観料は500円
建仁寺の見どころ
風神雷神図屛風
落款も印象もありませんが俵屋宗達の真作として知られている作品。
本物は京都国立博物館に預けられていて、高詳細デジタル複製(レプリカ)が展示されています。
しかしレプリカと侮るなかれ!
複製だとわかって見ていても胸に迫るほどの感動が味わえました。
雲龍図襖絵
方丈へ進むと重要文化財に指定されている、『雲龍図』『花鳥図』『竹林七賢図』『琴棋書画図』『山水図』の襖絵が、その美を競うように並んでいました。
桃山時代、海北友松により描かれた襖絵をこうして間近で見られること、写真を撮れることを可能にしたのは、こちらも高詳細デジタル複製だからこそなんです。
栄西禅師が亡くなって800年を迎えたことから、記念事業の一環として、京都文化協会とキャノン(株)の協力により見事に複製され、こうして常設で公開されるようになりました。
櫂の形をした引手。
双龍図法堂天井画
方丈からスリッパに履き替え法堂へ向かうと、見事な天井図が迎えてくれます。
こちらは小泉淳作氏の手により、2002年(平成14年)創建800年を記念して描かれました。
建仁寺の庭園
〇△□(丸三角四角)の庭
植栽下の苔のマル、井戸のシカク、そして分かりにくいんですが奥の隅がサンカクになっています。
この3つの図形は宇宙の根源を表現していて、この世に存在する全ての形は○△□で表現できる禅の教えに繋がっているんだそう。
潮音庭(ちょうおんてい)
三連の庭とも呼ばれる潮音庭は、石と紅葉が配された苔庭です。
大書院側の廊下には長椅子が置かれいるので、座りながら時間の許す限りのんびりと眺めていたいお庭でした。
大雄苑
方丈の二辺を囲む、白砂に苔と巨石を配置した庭。
砂紋は、栄西禅師が中国で修行をするため大海を渡った様子を表現していると言われています。
織田信長の供養塔
大雄苑の角にひっそりと佇むのが、信長を弔うため弟の織田有楽斎が建立した供養塔です。
徳川の世となり、信長の威光を抹消するため境内の地中に埋められていました。
元々は一三重の大きく立派な塔でしたが、明治時代に掘り起こされた際、笠が割れてしまい七重になったそうです。泣
最後に、友人が気付いたお庭。
まん中に頬っぺたプックリの可愛いお地蔵さんが♡
この小さい庭の前にも長椅子が置かれてますので、御朱印を頂く間、お地蔵さんを眺めながらホッコリできました~。
建仁寺の詳細情報
拝観時間 | 10:00~17:00 |
拝観料 | 500円(大人) |
お問い合わせ | 075-561-6363 |
住所 | 京都市東山区大和大路通四条下る小松町 |
最寄り駅 | 京阪電車『祇園四条』徒歩約7分 阪急電鉄『河原町』徒歩約10分 |
公式サイト | https://www.kenninji.jp/ |