京都迎賓館へ行ってきました。
今では一般公開されていますが、以前は特定日のみ、しかも抽選でしか入ることが出来なかったようです。
自由参観 | ガイドツアー | |
料金(大人) | 1,500円 | 2,000円 |
申し込み | 不要 | 要(当日整理券あり) |
参観は『自由参観』と『ガイドツアー』があり、日(時期)によって参観方式が違うので事前にカレンダーでご確認ください↓↓↓
私たちは自由参観の日に予約せず行きましたが(平日)、混雑していることもなくゆったり楽しめました。
所要時間は、セキュリティチェックも含め大体1時間半ほどです。
京都迎賓館の概要
海外からの賓客を迎える施設として2005年に建設されました。
外観は入母屋屋根と数寄屋造りで、建物や調度品には、数寄屋大工・左官・作庭・截金・西陣織や蒔絵、漆など京都を代表する匠の技を用いています。
『聚楽の間』『夕映の間』『桐の間』『藤の間』からなり、大きな池を中心とした庭園も楽しめました。
厳重なセキュリティチェック
先ずは地下へ向かいます。このエリアは撮影NG!
迎賓館へ持ち込む手荷物は、サイズの上限(25×25×10㎝)が定められてますので、小さなバッグを用意していった方が良さそうです。
持ち手付きの小さなビニール袋が用意されてましたのでお借りし、スマホやハンカチなど最低限の手荷物をビニール袋に入れました。
それ以外の荷物はロッカーへ預けます。
そして空港の保安検査場と同じ厳重なチェックを受けます!
手荷物はカゴに入れてX線検査を、そして私たちは金属探知機を通り安全を確認。
これでやっと迎賓館へ入館できるようです(^o^)
館内案内タブレットの無料レンタルあり。
いざ迎賓館へ
迎賓館の正面玄関脇でスリッパに履き替えます。
廊下の行灯や聚楽の間の安楽椅子などは、鉄や釘を一切使っていない伝統技法が用いられているそう。
この日は陽射しが強かったので光と影のコントラストがとっても綺麗でした。
夕映の間には『比叡月映』と『愛宕夕照』、藤の間には『麗花』の壁面装飾があるんですが、なんとこれ綴織りという技法で織った織物なんだそう!
近くで見ると圧巻です。
この写真は藤の間の天井。
本美濃紙と京指物の伝統的技能を用いた照明です。
截金という伝統技法で彩られた扉。
金箔とプラチナ箔が使用されており、繊細で優雅な装飾は美しすぎてため息が出ました。
和の晩餐室、桐の間です。この部屋では京料理でもてなすそう。
正座の文化がない来賓のために掘りごたつ式になってました。
長い長い漆のテーブルはなんと一枚板!そして座椅子には五七の桐の蒔絵が施されています。
和舟は日本の舟遊びを楽しんで頂けるように用意してるんだとか。
なんて粋な心遣いでしょうか。泣
目にするもの全てが最上級という贅沢さに、ただただ圧倒されます。
京都迎賓館クイズ
京都迎賓館のとある場所に、『チョウ』『トンボ』『スズムシ』『バッタ』が彫られてるんです。
行かれた際には是非探してみて下さい(^o^)
決して華美ではないのですが、1つ1つ知っていくと建物や調度品の全てにとてつもない手間と苦労が掛かっていることが分かるという、なんとも日本らしい美しさ。
本来は海外のお客様をお迎えする建物ですが、日本人こそ見ておきたいとこだと感じました。