11月の末、紅葉を見るため嵯峨野へ行ってきました。
常寂光寺→二尊院→祇王寺→化野(あだしの)念仏寺→愛宕(おたぎ)念仏寺を参拝してきたんですが
それぞれ徒歩で10分ほどの距離にありますので、サクサクと回ることができました。
その中でも特にオススメしたいのが愛宕念仏寺なんです。
嵯峨野の中でも一番奥にあるからなのか、ここまで足を運ぶ人は少ないんですが、行かなきゃもったいない!
なにが魅力って、小さいお寺の中には1200もの羅漢像が並んでいて、その一体一体が個性的で引き込まれるんです。
キュンキュンしました。
拝観料:300円
愛宕(おたぎ)念仏寺とは
今からおよそ1200年前の766年、称徳天皇により創建されました。
山城国愛宕郡に初めて建てられてた寺院なので愛宕寺という名前になったようです。
鴨川の洪水で堂宇を失い廃寺になりますが、後醍醐天皇の命により復興、念仏上人が念仏を唱えていたことから愛宕念仏寺と改められました。
その後も興廃を繰り返しながら、1950年(昭和25年)ジェーン台風の大被害によりまたもや廃寺となってしまいます。
1955年(昭和30年)西村公朝が住職となり京都一の荒れ寺を復興。今に至ります。
魅力いっぱい1200体の羅漢像
ずらりと並ぶ羅漢の石像!
これは1981年(昭和56年)に始められた「昭和の羅漢彫り」によって、一般の参拝者が彫って奉納したものなのだそう。
当初は500体が目標でしたが、10年後には1200体になり、訪れる人の心を和ませています。
上の写真に、夢中で石像を撮ってる方が写り込んでるんですが
どんな羅漢か気になったので拡大してみました。
いいお顔~~~(*´Д`)
ほっこり癒し系羅漢ですね。
思わずしゃがんで収めたくなる気持ちがわかります~。
私のお気に入りはこの羅漢!
福福しくて、ちょっとふてぶてしくて(笑)目を奪われました。
他には
赤ちゃん?を膝にのせた羅漢。
親も子も凛々しいお顔です。
こちらは女性の羅漢。
鬼のお面の下は舌を出してお道化てる、深い意味が込められてそうな羅漢です。
苔が片サイド刈上げみたいでオダギリジョーみがある羅漢。
右下のインパクト羅漢にも目を奪われます。笑
サングラスのファンキーな羅漢。
だめだこりゃって言いそうな、いかりや長介みがある羅漢。
すやあ。
可愛いものから、おどろおどろしいものまで
ここでは紹介しきれないほどオリジナリティ溢れる羅漢がいっぱい!
至るところにあるので是非お気に入りの一体を探してみて下さい。
愛宕念仏寺の詳細情報
拝観時間 | 8:00~16:30 |
拝観料 | 300円 |
住所 | 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2−5 |
アクセス | 京都バス「おたぎ寺前」すぐ |
お問い合わせ | 075-865-1231 |
駐車場 | あり:10台 |
公式ホームページ | https://www.otagiji.com/ |