素晴らしい。
読み終えた余韻までもバラ色にしてくれるローランド様は、やっぱり只者ではありませんでした。
本を発売したことはテレビで見てましたが、きっと今までの名言をただ寄せ集めたものだと思ってたんです。
先日、彼がこの本の執筆においてこだわっていた部分を知り、慌てて買いに走りました。
なぜもっと早く買わなかったんだ!私。
そんな後悔が生まれるほど『俺か、俺以外か』は名作でした。
『俺か、俺以外か』読んで感じたROLANDという人
ホストとして新しい時代を築いたといっても過言ではない、ローランドの考え方や生き様まで知ることが出来る一冊。
『哲学』『美』『愛』『仕事』『人生』という5つのテーマで展開しています。
チャラいイメージが付き纏うホストですが、あくまでもエレガントなスタイルを追求してるローランド。
でも本を読み進めるにつれ、意外にも『超絶体育会系』だということが分かります。
努力・根性・忍耐・情熱
テレビでチラチラと見ていただけでは分からなかった
彼の外見からは想像もつかなかった、芯の部分。
何がすごいって、美意識や価値観に一切のブレが無いんです。
言ってることが一貫していてビシッと筋が通ってる。
仕事に対しても自分に対しても、変態レベルにストイックだということが随所に溢れてます。笑
失礼ながら私はホストに対して良いイメージは持ち合わせてませんでした。
女をお金としか見てない
貢いでもらって贅沢三昧
鼻持ちならない自信家
世間のホストに対する見解もそんなもんでしょう。
きっとローランドも偏見にまみれながら過ごした時期もあったと思います。
でも今の彼は、世間の雑音なんてもう届かない場所にいるんだと
自分が切り開く未来へ向いているだけなんだと
そう気付かされます。
ローランドの愛情が溢れる『あとがき』
『俺か、俺以外か』は3月11日に正式発売されました。
日本人なら誰しも胸が痛む日。
自分の力で少しでも世の中を明るくできたら嬉しい
そんな想いからローランドはあえてこの日を選んだようです。
その言葉通り、読み進めるうちにどんどん元気になれる本。
クスクスっと笑って、へえーと驚いて、なるほどと頷いて
そして最後にじーんと感動できます。
カンボジアの子供達への想いを、あとがきに記すなんてズルい!
この本を買ったことで読者も(間接的に)寄付することになれる計らいがニクい!
もともと大切なものは1個あれば十分で、もう十分過ぎるほどのものを手にしてきたから、この幸せをシェアしよう!
こういう想いで寄付を決めた、彼の感覚と人柄が大好きです!
- 収益の全てを「東日本大震災の復興」と「カンボジアの子供達の育英」に寄付することを表明。
- アニメファンを公言してるローランドは、重版分の印税を「京アニ」に寄付することも表明。
『俺か、俺以外か。ROLANDという生き方』
ローランドの名言の中に
大事なのは「どれだけ生きたか」ではなく「どう生きたか」
という有名な言葉がありますが、まさに濃く、密に生きてきたローランドだからこそ伝えられる、前を向いて生きるための導きがたっぷり詰まってました。
自分のことは自分が幸せにしてあげよう!
ヨレヨレに疲れてた私だけど本当に元気をもらえました。
そして、今まさに頑張ってる人にも読んで欲しい。
何だって出来るよ!って、ポンと背中を叩かれる感じの一冊でした。