書院から庭園が楽しめる:
庭園を眺めながらお抹茶:
東福寺の後に伺いました。
Googleマップを見つつ移動してたんですが、画面をよく見てみると、雲龍院の直前でワープしているではありませんか!!!
かなり遠回りしましたが、色んな方に道を尋ねながらなんとか御寺泉涌寺まで辿り着きました。
しかし!御寺泉涌寺の敷地は広大!
しかも!雲龍院は一番奥に在るのです。
要所要所に出てくる案内板を頼りに、歩くこと十数分。
やっと雲龍院に辿り着きました。
お抹茶も頂きました。
玄関を上がると受付がありますので、拝観料とお抹茶代を渡します。
拝観料:400円
お抹茶代:500円
御寺泉涌寺塔頭・雲龍院の概要
雲龍院は泉涌寺(せんにゅうじ)の別院で、1372年(応安5年)に後光巌上皇が勅願し、竹巌聖皐が開いた寺です。
皇室との縁が深いため、泉涌寺で皇室行事が出来ない時には雲龍院で行うそう。
他の塔頭とは違い『別格本山』という高い寺格が与えられています。
昭和30年から一般公開されるようになりました。
初めて訪れても分かりやすい!雲龍院
パンフレットとは別に『雲龍院の「へぇ~」ポイント』が書かれたプリントを頂けるんです。
先ず最初にれんげの間から拝見しました。
左手に座布団がぽつんと敷かれているので座ってみると、『しきしの景色』が見えると説明書きがあるんです。
顔を上げて見てみると…。
雪見障子の四角いガラスに、左から、椿・灯篭・楓・松がちょうど見えるようになってました!
へえ~!
こちらは大輪の間。お庭が一望できます。
壁には大石内蔵助の額が飾られているんですが
討ち入り前、山科に籠っていた大石内蔵助は、雲龍院を度々訪ねていたとのこと。
へぇ~!!
枯山水庭園のまん中にデデーンと十六菊です。
こちらの灯篭、徳川慶喜が寄進し元々は孝明天皇陵にあったそうですが
幕末の混乱時に薩摩藩が放り投げたものを、雲龍院の住職がこっそり夜中に取りに行かせて、この場所に置いたんだそう。
へぇ~!!!
こちらは悟りの間。
四角い窓は『迷いの窓』で、人生における苦しみを象徴し『生老病死四苦八苦』を表していて
円い窓は『悟りの窓』で、禅における悟りの境地を表しているんだそうです。
へぇ~!!!!
へぇ~ポイントには含まれてなかったんですが、なんと十六菊の水琴窟がありました。
濡縁に座ると2本の竹筒が立っており、筒に耳を近付けると、
キン…コン…
水琴窟の清らかな音色が、最近やさぐれてた私を優しく癒してくれました。
他にも、走り大黒天や高い杉の木などなど
是非プリントを見ながらへぇ~と唸ってみて下さい!
雲龍院のお抹茶とお菓子を頂く
こちらのお寺、なんとお庭が見える所ならどこでも好きな場所でお抹茶が頂けるんです。
雲龍院の庭園が見渡せる部屋は5つ。
- 入ってすぐの『清浄の間』
- しきしの景色が見られる『れんげの間』
- 一番大きい『大輪の間』
- 迷いの窓と悟りの窓がある『悟りの間』
- ほっこり落ち着けそうな『月窓の間』
これらの他に、十六菊紋の水琴窟がある濡縁でお抹茶を頂いてるマダムもいらっしゃったので、本当にどこで頂いてもいいみたい。
優柔不断な私は悩みに悩んだ末、きっとド定番であろう『大輪の間』で頂くことにしました。
/ちょこん\
抹茶碗は朱塗りの天目台にのっていました。
こちらも菊花紋章入りです。
お菓子は『皇月』という雲龍院オリジナルの和菓子だそう。
珍しく生菓子で、餡入りのお餅にきな粉をまぶしているんです。
求肥のもちんとした感触のなんと幸せなこと!めちゃくちゃ美味しい!
柔らか~い歯触りを存分に堪能しながら頂きました。
御寺泉涌寺別院・雲龍院の詳細情報
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料/お抹茶 | 400円/500円 |
拝観休止日 | 1月の成人の日 2月18日 4月27日 6月27日 9月中秋の頃 12月23日 ※上記以外にも拝観休止になる場合があるようですので事前に確認されることをお勧めします。 |
アクセス | JR『東福寺駅』徒歩約20分 京阪『東福寺駅』徒歩約20分 |
お問い合わせ | 075-541-3916 |
住所 | 京都府京都市東山区泉涌寺山内町36 |
ホームページ | >雲龍院のHPへ |