京都の寺院にハマってから約1年が経ちました。
数多ある京都の寺院で、まだ50ヶ所弱しか行ってませんが、それでもたくさん感動してきた中で、やっぱり一番好きだなと感じるのはこちらの圓光寺なんです。

拝観料:500円
圓光寺とは
圓光寺は、1601年(慶長6年)徳川家康が国内教学の発展を図るため、伏見城下に学校として建立したことに始まります。
学校だったこともあり、木活字を用いた多くの書籍を刊行。
当時使用された、約5万個にものぼる木製の活字が保存されています。
相国寺山内に移ったのち、1667年現在の地に移転しました。
圓光寺の庭園

山門を入るとまず、個性的な枯山水「奔龍庭」に圧倒されます。
白砂を雲海に見立て、石組みで龍を、そして切り立った石柱はイナズマを表しているんだそう。
2013年に作庭された平成の庭は、とても躍動感に溢れています。

中門をくぐると大きな水琴窟があり、手前の竹筒に耳を近付けると、キン…キン…と涼やかな音色で迎えてくれます。
縁が広い盃型の水琴窟はあまり例がなく、「圓光寺型」として親しまれているとのこと。

そして、そして、
書院から眺める大好きな「十牛之庭」。
洗練されたイメージでありながら、もみじが迫りくるような力強さもあるんです!
十牛之庭は「十牛図」を題材にしているんだそう。
十牛図とは、逃げ出した牛を探し求める牧童の様子を10枚の絵にしたもので、牛はほんとうの自分、牧童はそれを探し求める自分とされ、懸命に探していた悟りは自らの中にあったという禅の物語です。

書院には、十牛図の額も飾られていました。

12月に伺ったときの写真です。
これほどまでに枝が繊細に絡み合う姿は、モミジの葉が落ちて知り得たこと。
冬の深々とした空気の中、裸木になっても圧倒していました。

外に出て進むと竹林が見えてきます。

この木の佇まいも好きです。
圓光寺の詳細情報
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 500円 |
お問い合わせ | 075-781-8025 |
住所 | 京都市左京区一乗寺小谷町13 |
アクセス | 叡山電鉄「一乗寺駅」徒歩約15分 |
公式ホームページ | https://www.enkouji.jp/ |