座ってのんびり庭園を眺められる:
庭園を眺めながらお抹茶:
ねねは晩年をこの地で過ごしますが、ねねを慕って、茶人・歌人・画家など多くの文化人が訪れたとのこと。
適度に来客があるので緊張感を保ちつつ、文化人との交流で華やかさも享受し、旬な情報も得ていたことでしょう。
さすがねね、とても充実した毎日を過ごしてそうです。
お抹茶も頂きました。
受付で拝観料とお抹茶料を渡します。
拝観料:500円(高台寺・圓徳院・掌美術館共通拝観券:900円)
お抹茶代:500円
圓徳院とは
1605年、伏見城から化粧御殿とその前庭を移築。
豊臣秀吉の妻である北政所(ねね)が、58歳の時に移り住み、76歳で亡くなるまでの19年間を過ごした場所です。
ねねが亡くなってから9年後、高台寺の三江和尚を迎え、木下家の菩提寺として開創。
居館から高台寺の塔頭『圓徳院』となりました。
圓徳院の庭園
万丈の南庭は徳村宗悦作。
1994年に万丈が解体修理された際に、南庭も改めて整備されました。
圓徳院には紅葉が多く使われていますが、ねね好みの小さい葉を付ける紅葉なんだそうです。
赤松燎作の襖絵
志村正作の襖絵
長谷川等伯作の襖絵
こちらはデジタル複製で、原本は京都と石川の美術館に寄託されています。
寺院巡りをしていると、『庭園は撮影可能だが建物内は撮影禁止』というところが多いのですが、圓徳院はほぼ撮影OKなんです!懐が深い!
こちらが北書院。
1605年、伏見城から移築した化粧御殿とその前庭です。
石組の庭を造らせたら右に出るものがいないと言われた賢庭が作庭し、後に小堀遠州が整えたとのことですが、なんとほぼ当時のままの姿を今目にすることが出来ているんだそう。
1年ほど前から寺院の庭園巡りにのめり込んでますが、ここ、北庭の雰囲気に強く惹かれたことが、のめり込む切っ掛けになりました。
圓徳院のお抹茶
お抹茶は北書院で頂きます。
暫し待っているとお抹茶と和菓子が出てきました。
和菓子は瓢箪型の羊羹!
秀吉の馬印である金色の千成瓢箪を表してるようで、金箔も掛かっています。
お抹茶は…ちょっと苦め。
でも羊羹が思いのほか甘かったので、お抹茶のほろ苦さがちょうど合ってました!
桃山時代からの面影が残る庭園を眺めながら頂くお茶、おすすめです。
圓徳院はこじんまりとした寺院ですが、とても居心地のよい空間だと感じます。
2020年7月追記
期間限定・平日限定で、「茶寮 都路里」さんのお抹茶と和菓子が頂けるんです!
この時の和菓子は練りきりでした。
お抹茶っぽい緑の練りきりの中には、柑橘系の餡が仕込まれていて、さっぱりしていて美味しかったです!
圓徳院の詳細情報
拝観時間 | 10:00~17:30 |
お抹茶受付 | 10:00~16:00 |
拝観休止日 | なし |
拝観料 | 拝観料:500円 (高台寺・圓徳院・掌美術館共通拝観券:900円) |
お抹茶代 | 500円 |
お問い合わせ | 075-525-0101 |
住所 | 京都市東山区下河原町530 |
アクセス | 京阪電車《祇園四条駅》徒歩約20分 阪急電車《河原町駅》徒歩約20分 |
公式サイト | http://www.kodaiji.com/entoku-in/ |