京都の寺院巡り

京都の庭園【旧九條家庭園(拾翠亭)】はんなり貴族の庭園

 

京都御苑の南側にある拾翠亭へ行ってきました。

五摂家の1つ“九條家”の別邸として建てられた茶室です。

 

旧九條家の茶室の画像

 

くま
くま
世が世なら立ち入ることなんて絶対に出来へんかったで

 

旧九條家庭園(拾翠亭)の概要

 

今から約200年程前、江戸後期に建てられたと伝えられています。

数寄屋風の書院造りで、貴族の茶室として現存するのは数が少なく貴重な文化遺産。

主に茶会や歌会などの社交の場として利用されていたそうです。

 

旧九條家庭園(拾翠亭)の茶室

 

拾翠亭は京都御苑の南西の門から入ってすぐの場所にありました。

旧九條家庭園(拾翠亭)の入口の画像

 

中の様子。

旧九條家庭園(拾翠亭)1階部屋の画像

 

七畳半の控えの間、奥には十畳の広間の茶室、更に奥には三畳中板の小間があり

広間と小間が隣接しているのは、当時の公家方がこの二つの茶室を行き来しながらお茶を楽しんでいたからなんだとか。

 

東側に解放された広縁からは九條池が楽しめます。

旧九條家庭園(拾翠亭)1階からの景色の画像

 

 

2階は二間半四方のゆったりとした座敷がありました。

旧九條家庭園(拾翠亭)2階の部屋の画像

 

旧九條家庭園(拾翠亭)の庭園

 

『拾翠』とは、緑の草花を拾い集めるという意味が込められていて

平安時代、貴族がのどかな春の日に草花を摘んで楽しんだ慣わしに因んで名付けられたんだそう。

なんて優雅なの!!!

旧九條家庭園(拾翠亭)庭園の画像

 

2階からの池の眺め

9月5日に訪れましたが、百日紅がとてもきれいに咲いてました。

旧九條家庭園(拾翠亭)池の画像

 

翠という字には、みどりが美しいカワセミという意味もあり、かつてこの池に数多くのカワセミが飛来したことから『拾翠』と名付けられたとも言われてるんだそうです。

なんて風流なの!

 

旧九條家庭園(拾翠亭)まとめ

 

公家の気分を味わえる九條家の茶室

なんとも“はんなり”した空間でした。

 

百日紅が庭園のアクセントになってましたので、開花時期(7月~10月頃)に行くのがオススメです。

 

くま
くま
毎週 木・金・土しか開いてないから気を付けて!
開館日 毎週木・金・土(年末年始除く)

葵祭・時代祭

開館時間 9:30~15:30
利用料 100円
所在地 京都市上京区京都御苑3
最寄駅 地下鉄烏丸線「丸太町」徒歩3分

京阪「神宮丸太町」徒歩10分

詳細 http://www.fng.or.jp/kyoto/service/shusui-tei.html

参加しています。

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