「旧三井家下鴨別邸」でのヨガに参加してきました。
本来は4月から開催される予定でしたが、コロナの影響で延期に。
ただ、待ち続けた分、楽しみも倍増です!
京都の重要文化財に指定されている建物、しかも、普段は非公開の2階座敷で行うと聞き、ワクワクが止まりませんでした。
旧三井家下鴨別邸とは
明治時代、豪商三井家が、下鴨神社の南にある土地2万平方メートルを買収し、ここに三井家の祖霊社を移しました。
大正時代に入り、祖霊社を参拝するための休憩所・宿泊所として作られたのが、この旧三井家下鴨別邸なんだそうです。
ちょっと休憩するために、これほどの規模の邸宅を造るとは。凄まじい財力だったことが伺えます。
戦後の財閥解体により、一帯は国有地になりますが、2007年(平成19年)まで京都家庭裁判所の所長宿舎として利用されてたんだそう。
個人で住むなんて、どんだけ贅沢なの!
2011年に重要文化財に指定され、
2016年から一般公開されるようになりました。
旧三井家下鴨別邸でのヨガ
受付で、入場料500円+ヨガ受講料3,000円、合計3,500をお渡しします。
レンタルヨガマットとペットボトルのお水が付いるので、荷物が少なくて済みました。
スタッフの方に案内され2階へ。
用意された部屋で着替えをし、貴重品だけ持って会場の座敷へと向かいます。
座敷に入った途端、新緑が目に飛び込んできました。
なんて美しいの!雨を受けて活き活きしています。
室内は思いのほかシンプルで簡素だな、という印象を持ちました。
だからこそ、木々の緑が引き立つのかも知れません。
ヨガは、初心者の私でも付いていけるような、ストレッチを中心としたメニュー。
のはずが、自粛開けの私、以前にも増して身体カッチカチになってました!涙
時折「ぐぬぅ」とか変な声が出てしまいましたが、皆さん気にせず進めてくれます。
大正時代から、大切に守り継がれてきた部屋でヨガ。
小雨が降るなか開け放たれた窓からは、葉や土の匂いを含んだ風が入ってきて、畳の香りと合わさっていました。
澄み切った空気の中にいると、ひとつ呼吸をする度に、身体に溜まっていた淀みが薄れていく。そんな気がするから不思議です。
これはスタジオでは得られないもの。
ここ暫く、低気圧の仕業なのか、身体が重くて何もする気が起きなかったんです。
自分では気付かないうちに、コロナ疲れが蓄積されてたのかも知れません。
ところが、ヨガが終わった後はスッキリ。
五感を目一杯働かせて、心をほぐしていく作業なんだなあと、身にしみて思いました。
旧三井家下鴨別邸でのヨガ詳細情報
この主屋2階は、祖霊社を参拝する際、親族のみが使い
三井関連企業の重役や支店長は、玄関棟の広間を使っていたんだそう。
三井の重役さんでも入れなかった座敷で、今や一介の主婦がヒーヒー言いながらヨガしてるんですもの。気楽な世の中になりましたね。
静謐な京都 別邸YOGA 2020日程 | |
午前の部 10:00~11:30 3,000円(入場料別途要) |
夕方の部 17:30~19:00 3,000円(入場料不要) |
6月19日(金) 7月23日(木祝) 8月9日(日) 9月20日(日) 10月11日(日) 11月1日(日) |
8月29日(土) 9月12日(土) 10月24日(土) 11月28日(土) |
申込・問合せ | https://www.kyoto-yoga-asso.com/ |
主催 | 旧三井家下鴨別邸 運営コンソーシアム |
共催 | 一般社団法人京都ヨーガ協会 |
ホームページ | |
場所 | 京都市左京区下鴨宮川町58-2 |
アクセス | 京阪電車【出町柳駅】徒歩約5分 |