※無鄰菴は現在予約制になっています。
庭園を眺めながらお抹茶:
無鄰菴へ行ってきました!
南禅寺界隈の別荘群の中で唯一、通年公開されている庭園です。
紅葉シーズン真っ只中だったこともあり、南禅寺もその周辺も人人人。
無鄰菴も人が多かったのですが、それでも、東山を望む広々とした庭園を眺めながら頂くお茶は、特別な気分にしてくれました。
無鄰菴(むりんあん)とは
1896年(明治29年)に造営された、山縣有朋の別荘。
故郷の下関に建てた草庵が、隣家のない場所に在ったことから『無鄰菴』と名付けられたそうです。
母屋と茶室の他に、洋館がありました。
洋館といっても建物自体は土蔵造りのような感じで、1階入口には蔵でよく見る重厚な扉。
2階は、『無鄰菴会議』が開かれた部屋が、当時のまま残されているんだそう。
山縣有朋の他、伊藤博文・桂太郎・小村壽太郎が、日露開戦を巡る話し合いを行った場所です。
天井に施されている和模様の装飾は驚くほど豪華で、壁には花鳥図、そしてエレガントなソファが置かれている和洋折衷スタイル。
何とも瀟洒な室内でした。
無鄰菴の庭園
無鄰菴は山縣有朋の指示のもと、七代目小川治兵衛によって作庭された京都屈指の借景庭園です。
琵琶湖疏水から引かれた水が穏やかに流れていて、芝と苔、そして木々が織りなす庭は、東山までも続くような奥行きを感じさせてくれました。
右側の低い建物がカフェ。こちらでお茶を頂けます。
無鄰菴のカフェ
お部屋の中からの眺めはもう、ただただ美しいのひと言!
庭園を散策している人々がいらっしゃいますが、それほど気になりませんでした。
丸テーブルでほっこりするのもあり。
こちらは坪庭を楽しむことができ、奥は母屋になっています。
無鄰菴カフェのメニュー
無鄰菴セット | コーヒーまたはほうじ茶 どら焼きまたはロシアケーキ |
800円 |
お抹茶セット | 福寿園のお抹茶と真盛豆 | 600円 |
のみもの | ほうじ茶 ゆずジュース オーガニックジンジャーエール コーヒー アイスコーヒー |
600円 |
甘味 | どら焼き(京阿月) ロシアケーキ(村上開新堂) |
300円 |
私は無鄰菴セットで、ほうじ茶とどら焼きをチョイスしました。
暫し待ってると、シンプルな設えの無鄰菴セットが運ばれてきましたー。
無鄰菴の印が入ったどら焼きは、つぶあん。
周りのカステラ生地はフワフワだし、甘味控えめで美味しかったです。
こちらは友人チョイスのお抹茶と真盛豆
真盛豆とは何ぞやと調べてみたところ、江戸時代から続く京菓子司『金谷正廣』の銘菓で、なんと豊臣秀吉が「茶味に適す」と賞賛したのだそう。
ただ公式サイトのどこを見ても、味についての説明はありませんでしたので謎のままです。笑
無鄰菴の夏メニュー(2020年7月追記)
飲み物 | スイーツ(スナック) |
福寿園のお抹茶(温・冷) コーヒー(ホット・アイス) ゆずジュース ジンジャーエール 西新麦酒のクラフトビール スパークリングワイン |
抹茶最中アイス 干菓子2種 ピスタチオ |
ジンジャーエールと抹茶最中アイスを注文しました。
アイスは最中がもっちもち♡
ジンジャーエールは生姜が効いててとっっっても美味しかったです!
無鄰菴の詳細情報
営業時間 | 4月~9月/9:00~18:00 10月~3月/9:00~17:00 カフェ/9:00~16:30 |
休業日 | 12/29~12/31 |
入場料 | 600円 |
お問い合わせ | 075-771-3909 |
公式ホームページ | https://murin-an.jp/ |
住所 | 京都府京都市左京区南禅寺草川町31番地 |