座ってのんびり庭園を眺められる:
南禅寺の塔頭、天授庵へ行ってきました。
紅葉がピークだった11月下旬に行ったこともあり、とにかく人で溢れかえってた南禅寺。
それは天授庵も同じで、庭園の中もひっきりなしに人が行き交ってました。
拝観料:500円
天授庵(てんじゅあん)とは
禅寺の中でもとても格式高い南禅寺に、今からおよそ700年前の1339年、虎関師連(こかんしれん)が勅許を得て建立した小寺が天授庵です。
応仁の乱で焼け落ちその後100年近く忘れられたままでしたが、1602年、細川幽斎により細川家の菩提寺として再建されました。
天授庵の庭園
天授庵の庭園は、枯山水庭園の『万丈前庭』と、池泉回遊式庭園の『書院南庭』があります。
こちらが万丈前庭の枯山水庭園。
とにかくもう!紅葉が迫ってくるようで圧倒されます!
白砂に、菱形の敷石と苔で仕切るように作られたデザインの庭は、ダイナミックな紅葉に負けないほど印象的。
この切石を組み合わせた直線的な構成は、小堀遠州の発案なんだそうです。
左手の表門にかかる紅葉と松。
赤と緑のコントラストがきれい!
奥に進んで、この小さな門をくぐると全く違う世界が広がります。
ここからが池泉回遊式庭園の書院南庭。
色とりどりの紅葉が重なってまるで絵のようです。
池の奥には大きな石の蹲(つくばい)がありました。
苔むした姿に野性味を感じます。
降るような紅葉に包まれる雰囲気は本当に素敵なんですが、とにかく人が多くて…。
この蹲にも、葉が浮かんだ水面を撮る人で行列が出来てました。
私が行ったのは、11月下旬の昼下がり。
天授庵の庭園自体は好きなので、少し時間をずらすか時期をずらすかして、また伺いたいと思います。
そしてこちら
この窓越しの素晴らしい景色がインスタに沢山アップされていて、なんて素敵なんだろう!と期待を膨らませて行ったんですが、庫裡の中は立ち入り禁止。
どうやらインスタに上がってた素敵写真は、望遠レンズを駆使して撮った写真だったようです。
全く手の届かない遠い遠い場所から眺めるだけだったので、何だかちょっと騙された気分になりました。笑
行ってみないと分からないことは多々ありますね。
天授庵の詳細情報
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 500円 |
拝観休止日 | 無休 ※行事により休止になる場合あり |
お問い合わせ | 075-771-0744 |
住所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町86−8 |