先日、鈴虫寺でご住職の説法を聞いてきました。
そこで人生において大切な「3つの言葉」を教えて頂いたんです。
【素】ありのままを受け入れる
無理をせず、自分に正直になること。
【歩】自分の足で歩く
人と比べることで自分にダメのラベルを貼ってしまわぬこと。
【磨】腕と心を磨く
スキルアップし謙虚な気持ちでいること。
この3つで素磨歩(スマホ)なんだそう。笑
上手いこと言うなあと思いながら、帰って反芻してみましたが、この3つが揃うのって中々難しいのではないかと感じました。
若い頃の素磨歩
思い返すと若い頃は、
自分を良く見せたいと思う気持ちが強くて、見栄や虚勢を張ることもしばしば。
それに人と比べては「○○ちゃんいいなあ」と、羨むことも多かったように思います。
「素」も「歩」もどこへやら。
ただ好奇心はいっぱいなので、資格を取るために学んだり、仕事を得るために学校へ通ったり。
好きなことに情熱を傾け、ブログを始めたいと思えば調べまくり、交友関係もどんどん広げていました。
人に向かうときの心も柔軟だったように思います。
40代までは「素」と「歩」は足りないけど、「磨」は充実していました。
50代、今の素磨歩
ところがどっこい。
自分に対しての可能性が見出せなくなってしまった今、向上心の欠片もなく、のんべんだらりんと毎日を過ごしてる私に、「磨」の文字なんてどこにも見当たりません!
心の視野も狭っ。
ただ、自分をさらけ出すことへの恥じらいはなくなったし、人と比べることも全くなくなりました。
これは思いのほか楽~~~。
「他所は他所!うちはうち!」
耳にタコが出来るほど母に言われてきた言葉が、50代にしてようやく為せたようです。
自分を大切にしながらナチュラルに生き、謙虚に暮らし、好奇心と向上心を持ちながら日常に変化を加える。
「素磨歩」が揃った生活って、考えれば考えるほど充実してますよね。
「素」と「歩」を手に入れたと思ったら、今度は「磨」が限りなくゼロに近くなってしまった私。
素磨歩を手に入れる日はいつかくるのかな。
では、本日はこの辺で。